U65、地下立上がり1階床コンを打設する、打設後の工程は脱型~山留H鋼切断~地下外壁防水~地下足場撤去~埋戻し~外部配管となる。建物と敷地の離れが少ない場合は、外部設備配管を先行させないと後々、掘削工事自体ができなくなる。当現場では3面が手堀による配管工事となる。
外部設備配管(雨水・汚水・雑排水)には排水の流れを考え配管勾配(1/50以上)が必要となり、敷地内で、おおよそ80cmの落差となる。その設備配管を行う為の事前作業が、山留めH鋼切断と矢板撤去である。この作業も当然手堀となり、かなりの量となる。掘削した土自体も袋詰めし、スラブ上に仮置きする。
撤去したH鋼と矢板を他の護美と併せ産廃で搬出する。鉄類・プラスチック類・紙類などが主な廃棄物となる。産廃の考えは大きく分けると、①発生抑制 ②再使用 ③再生資源化 に分別される。(特別管理型品目は除く)
鉄類(金属)は、有価物として取り扱い溶解し、リサイクルされる。リサイクル率は80%程度
プラスチック類は、破砕または溶解し、リサイクルされる。リサイクル率は77%程度
紙類は古紙として取り扱い破砕または溶解し、リサイクルされる。リサイクル率は65%程度
ボッチャントイレの頃はトイレットペーパーを〔落とし紙〕と呼んでいた、丸いロールでなく、半紙状のグレーに近い色と記憶する。汲み取りは近在の農家の方が行い、便槽の清掃まで無料でしてくれた、(有価物?)
月に1回新聞紙をドアー前に出すと、回収にきた販売店がトイレットペーパーを置いて行く、当然、だした新聞紙がリサイクルされトイレットペーパーになったと思うが、新聞紙からトイレットペーパーにはならない様だ。トイレットペーパーはこれ以上再生できない、リサイクルの最後のかたちとなる。
産業廃棄物リサイクルは生物ではないが、〔火の鳥〕を想いだす。