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建築馬鹿の日記 ・ PH13

  U65、根切り工事(延べ350台のダンプ)が終わり近隣に迷惑を掛ける事が少なくなり安堵する。次は地業工事、捨てコン打設に向かう。

  根切で土を所定の高さまで掘削した後、地業工事を行う。これは捨てコン打設の前段階であり、べた基礎では建物の荷重を均等に地盤に伝え且つ、捨てコンに泥が混ざらない様にする目的をもつ。

  木造建物の仕様書又は、公庫仕様書では割栗の記載があるが、その他の建物では砕石地業が主流となり、設計図書で割栗地業のシンボルマークは、とんと見かけない、何か理由があるのでは、、、(勉強不足か)

  割栗地業は原石を破砕し、大きさを選別した割栗石(大栗)80~100を尖がった面を土面に向け小端縦積とし、目潰し砕石を入れ、ランマーで転圧を行う。これがむずかしい、硬い地盤では、栗石が転圧しても土にめり込まない。栗石と栗石との間に隙間ができる。地盤によるが、大きな荷重を受ける直接基礎には不向きと思う。

  一般的に行われている地業工事は砕石地業である。これにも使用材料の種類が多く、簡単に分けると2種類となる。①バージン砕石 ②RC砕石となる。①のバージン砕石は、原石を破砕し、粒度により呼称が決まる。②のRC砕石はリサイクル砕石と呼ばれ、解体現場から発生したコンクリート魂等を破砕し、粒度により呼称が決まる(環境には優しい)。どちらを使用するかは、発注者又は構造監理者の指示により決定する。(他にも砂地業他がある)

  砕石転圧が終わり、捨てコンを打設する。当現場では、鎮め物が無いため気遣いなく捨てコンを打設する。天気も霧雨で最高である、捨てコン特有の割れも生じないだろう、スランプも若干固めで打設。 そうだ、打設後の記念行事 [捨てコンに手形押し]、きょうも夜、手と爪が痛くなるかな、、、






by hyu-ga0507 | 2017-05-19 00:01 | Comments(0)

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