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建築馬鹿の日記・外伝 第25回TGC

  U65、建築の容姿について個人的に考える。商業建築物と住居系建築物は似て非なるものと理解していたが、なかなか線引きが難しくなった。商業建築物の中には、暖簾を垂らす町家造りの建物のなかに溶け込むブランドショップがあるようだ、色使いもモノトーンで和を醸し出している。千差万別で要約する事ができない。(知識と勉強不足と見聞不足)反省

  住居系の建物は、使用している素材、材質、色合い、建物の高さ、外観で、ある程度、何時ごろ建築されたか判断できる。設置されている設備機器を見ても同様である。(室内給湯器・シスターン等は見る事が無くなった)

  個人住宅で言えば、平屋から2階建て物干し場付、そして3階建てへ変遷している。外装材下地も、板張りから、モルタル塗り、サイディング、軽量ALC、等に変わる。同じく外装仕上げ材は、漆喰塗り、プラスター塗り、リシン吹付け、リシン掻き落とし、吹き付けタイル、タイル張り、スタッコ塗り、珪藻土塗り、その他数多くあるが、流行すたりがある。かつての外装は単色の淡色仕上げがメインであった様に記憶する。現在の建物は、アクセントカラーが有り、植栽と照明で自己主張をし、玄関アプローチに拘り、町並みに溶け込む。もちろん、オリビア・ハッセーもいれば石原さとみもいる。

  集合住宅においては、エントランスが、建物全てを表している様だ、大きな自動ドアーと内装仕上げのコントランスが絶妙である。特に注意したいのは、日中に見る建物と夜間に見る建物は別人に見える時がある。オードリーはいても、夏目雅子はいない。和風の集合住宅は、見た事が無い。ふくよかな人もいれば、ペンシル型のツィッギーもいる。外装はその時代のファッションショーとなっている。建築はオートクチュールそのもの。

 若き設計者の名も無き建物の発表会があれば見に行き講演を聞きたい。白馬の騎士はいずこに、温故知新。

by hyu-ga0507 | 2017-07-07 00:01 | Comments(0)

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